ホームホワイトニングとは?メリットややり方、費用も
こんにちは。千葉県野田市にある歯医者「R歯科・矯正歯科クリニック」です。

白く美しい歯は、第一印象を大きく左右する重要なポイントです。近年では、自宅で手軽に行えるホームホワイトニングが注目を集めています。歯科医院で作成した専用マウスピースと薬剤を使い、自分のペースで歯を漂白できる方法です。
この記事では、ホームホワイトニングとは何かを解説し、そのメリットやデメリット、やり方や費用をご紹介します。
ホームホワイトニングとは

ホームホワイトニングとは、歯科医院で作成した専用のマウスピースと漂白用の薬剤を使い、自宅で実践できる歯のホワイトニングケア方法の一種です。歯科医院で作成したマウスピース、処方された低濃度の薬剤を用いるため、安全性が高く、歯の内部までゆっくりと色素を分解していきます。
1日1〜2時間ほどマウスピースを装着し、数週間〜1ヶ月ほどかけて徐々に自然な白さに近づけます。歯科医院で行われるオフィスホワイトニングと比べて時間はかかりますが、色戻りが少なく効果が長持ちしやすい点も魅力です。
自分の生活ペースに合わせて進められるため、忙しい方や通院回数を減らしたい方に人気です。
ホームホワイトニングのメリット

ここでは、ホームホワイトニングの代表的なメリットをいくつかのポイントに分けて解説します。
効果が長持ちしやすい
ホームホワイトニングは、時間をかけて濃度の低い薬剤を歯に浸透させる方法のため、歯の内部にまでじっくりと漂白成分が行き渡ります。着色汚れの原因である色素を根本から分解でき、オフィスホワイトニングと比べて色戻りしにくく、白さを長期間キープしやすくなります。
施術後のケア次第では、1年以上白さが持続するケースもあります。
自然な白さに仕上がる
短期間で歯を一気に白くする即効性のあるオフィスホワイトニングでは、人によっては白さが不自然と感じる場合があります。ホームホワイトニングは徐々に色が変化するため、周囲に気づかれにくく、自然な白さを目指せます。
自宅で好きな時間に行える
ホームホワイトニングは、基本的な準備さえ整えば、自宅で好きなタイミングに行えます。仕事や家事、育児などで忙しい方でも、夜のリラックスタイムや就寝中を活用して無理なく継続できます。通院はマウスピース作成時と経過チェック時だけなので、通院の負担も軽減されます。
費用を抑えやすい
オフィスホワイトニングは1回あたりの費用が高くなりやすいのに対し、ホームホワイトニングはマウスピースを作成すれば、薬剤を追加購入するだけで継続可能です。長期的に見るとコストパフォーマンスが高く、継続的に歯の白さを保ちたい方にとって経済的な選択肢となります。
歯への負担が少ない
ホームホワイトニングに使用される薬剤は低濃度であるため、歯や歯ぐきへの刺激が少ない方法です。漂白作用が強くないため、知覚過敏が起こりにくいという利点もあります。
ただし、体質や使用方法によっては知覚過敏を感じる場合もあるため、使用前に歯科医の指導を受けることが大切です。
他のホワイトニングと組み合わせやすい
ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングの後の色持ち維持や、セルフケアの補助としても利用できます。たとえば、オフィスホワイトニングで白くした歯を、ホームホワイトニングで長持ちさせるという使い方は、非常に多く活用されています。
ホームホワイトニングのデメリット

ホームホワイトニングは多くのメリットがありますが、どんな方法にも注意点やデメリットは存在します。正しい知識を持たずに始めると、思ったような結果が得られないだけでなく、口内トラブルを引き起こす可能性もあります。
ここでは、ホームホワイトニングの代表的なデメリットを解説します。
即効性がない
ホームホワイトニングでは低濃度の薬剤を使うため、効果が現れるまでに時間がかかります。一般的には1〜2週間ほどで白さを実感できますが、着色の度合いや歯の質によっては1か月以上必要なこともあります。短期間で劇的な変化を求める方には不向きといえるでしょう。
毎日の継続が必要
効果を得るためには、毎日一定時間マウスピースを装着する必要があります。装着時間は2時間程度ですが、日々の生活リズムの中で時間を確保できないと、効果が出にくくなります。
知覚過敏が起こることがある
低濃度の薬剤でも、歯のエナメル質が薄い方や象牙質が露出している方は、知覚過敏を感じることがあります。冷たい飲み物や甘いものがしみる症状が出た場合は、一時的に使用を中断し、歯科医師に相談する必要があります。
色ムラが出る場合がある
歯の状態によっては、ホワイトニング後に色ムラが生じることがあります。特に、詰め物や被せ物は漂白されないため、天然歯だけが白くなり、色の差が目立つこともあります。この場合、ホワイトニング後に詰め物や被せ物の交換が必要になることもあります。
マウスピースの管理が必要
マウスピースを清潔に保たなければ、雑菌が繁殖して口臭や口内炎の原因になることがあります。また、変形や破損が起こると薬剤が均一に行き渡らず、効果が落ちる可能性もあります。
食事や飲み物の制限がある
ホワイトニング期間中は、着色しやすいコーヒー・紅茶・赤ワイン・カレーなどの摂取を控える必要があります。これらを頻繁に摂取すると、せっかくの効果が薄れるため、食生活にも一定の制限がかかります。
ホームホワイトニングの流れ

ホームホワイトニングは、自宅で手軽に行える一方で、正しい手順を守らなければ十分な効果が得られません。ここでは、一般的な歯科医院でのホームホワイトニングの流れを、初診から実際の施術、メンテナンスまで詳しく説明します。
歯科医院でのカウンセリング
まずは歯科医院でカウンセリングを受けます。ここでは、現在の歯の色や着色の原因、歯の健康状態をチェックします。虫歯や歯周病がある場合は、ホワイトニング前に治療する必要があります。
また、ホワイトニングの仕組みや期間、注意点などの説明を受け、自分に合った方法かどうかを確認します。
歯のクリーニング
ホワイトニングの効果を高めるため、事前に歯の表面に付着した歯石や着色を除去します。これにより薬剤が歯に均一に浸透し、ムラなく白くなります。クリーニングはホワイトニングの前段階として非常に重要です。
マウスピースの型取り
ホームホワイトニングでは、薬剤を塗布するために専用のマウスピース(トレー)を使用します。歯科医院で歯型を採り、自分の歯列にぴったり合うマウスピースを作製します。
マウスピースと薬剤の受け取り・使用説明
完成したマウスピースとホワイトニング用の薬剤を受け取ります。歯科医師や歯科衛生士から、薬剤の使用量やマウスピースへの入れ方、装着時間、保管方法などの指導を受けます。また、知覚過敏が出た場合の対処方法についても説明されます。
自宅でのホワイトニング開始
自宅でのホワイトニングは、まず歯磨きで歯の表面の汚れを丁寧に落とすことから始めます。次に、歯科医院から指定された量の薬剤をマウスピースに入れ、歯列全体に薬剤が行き渡るようにします。
使用後はマウスピースを外し、水でしっかり洗浄するとともに、口の中も十分にすすいで薬剤を残さないようにします。こうした手順を1日1回、約2週間続けることで、少しずつ歯が明るく白くなっていきます。
定期チェック
ホワイトニング期間中、歯科医院で経過観察を行います。歯の色の変化や知覚過敏の有無を確認し、必要に応じて薬剤の濃度や使用方法を調整します。これにより、安全かつ効率的に白さを引き出すことが可能です。
メンテナンス
希望の白さになった後も、少しずつ歯は着色されていきます。そのため、数か月〜半年ごとに短期間の追加ホワイトニング(タッチアップ)を行うと、白さを長く維持できます。また、普段の食生活や歯磨き習慣も、色戻り防止に大きく影響します。
ホームホワイトニングの費用

ホームホワイトニングの費用は、使用する薬剤やマウスピースの作製費を含め、一般的に2万〜5万円程度が目安です。歯科医院によっては薬剤の追加購入が必要になる場合があり、その場合は1本あたり数千円〜1万円ほどかかります。
オフィスホワイトニングに比べると初期費用はやや抑えられますが、継続して行う場合には薬剤代が追加される点も考慮すると良いでしょう。
まとめ

ホームホワイトニングは、自宅で手軽に行える歯の漂白方法で、自然で持続性のある白さが魅力です。歯科医院で作製したマウスピースと専用薬剤を用いることで、安全かつ効果的に歯を白くできます。
ただし、効果が出るまでには時間がかかり、継続的なケアが必要です。費用や期間、注意点を理解した上で取り組みましょう。
ホームホワイトニングを検討されている方は、千葉県野田市にある歯医者「R歯科・矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、インプラント治療やマウスピース矯正(インビザライン)、小児歯科、ホワイトニングなど、さまざまな治療に力を入れています。ホームページはこちら、Web診療予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。