矯正治療は痛い?痛みが生じる原因と対処法

歯のコラム 2026年01月07日(水)

こんにちは。千葉県野田市にある歯医者「R歯科・矯正歯科クリニック」です。

マウスピース型矯正のアライナーのイメージ

矯正治療を始めたばかりの方や、治療を検討している方のなかには、痛みが不安で踏み出せないと感じているかもしれません。矯正治療において痛みを感じることは確かにありますが、原因を理解していれば、不安を和らげたり適切に対処できたりします。

この記事では、矯正中に生じる歯の痛みについて取り上げ、その原因や適切な対処法について詳しく解説します。

矯正治療中に痛みが生じる原因

矯正治療中に痛みが生じた女性

矯正治療中に感じる痛みにはいくつかの原因があります。ここでは、代表的な原因を詳しく解説します。

歯を動かす力による痛み

矯正治療中に多くの方が経験する痛みは、歯を動かす力による痛みです。歯にかけられる力によって、歯の周囲の骨が吸収・再生される過程で生じます。歯が新しい位置へ移動するための負荷が、歯や歯茎に影響を与えるためです。

この痛みは個人差が大きく、強い痛みと感じる方もいれば、わずかな違和感として受け取る方もいます。

装置の刺激による痛み

矯正治療中に痛みが現れる理由として、矯正装置自体の影響も考えられます。装置のワイヤーやブラケットが粘膜に当たって刺激を与え、口内炎や歯ぐきの腫れを引き起こすと痛みを感じる方が多いです。マウスピース矯正においても、マウスピースの縁が歯茎に当たり続けたり、粘膜を傷つけたりすると痛みが発生します。

唇の裏や頬の内側に擦り傷ができると、食事や会話の際に不快感を覚えることもあります。特に、装置をつけて間もない時期は、口の中が慣れていないためこのような症状が出やすいです。

歯周組織の反応

歯を支える歯茎や骨などの歯周組織も、矯正治療による影響を受けます。矯正治療においては、歯根膜という組織の特性を利用して歯を移動させていきます。歯根膜はクッションのような役割を果たす組織ですが、矯正力をかけた際に伸び縮みするため、この負荷が痛みとして現れることがあるのです。

特に、これまで力が加わっていなかった部位に矯正力が及ぶと、一時的に痛みや鈍い違和感が生じます。これは悪化する兆候ではなく、体が適応している過程の一部といえるでしょう。

矯正治療中に生じる痛みはどれくらい続く?

矯正治療中に生じる痛みはどれくらい続くのか示すイメージ

矯正治療中に感じる痛みの多くは、一時的なものであり時間の経過とともに自然に軽減していきます。治療開始から1週間程度は、歯を動かすための力がかかる影響で歯や歯茎に痛みを感じることが多いでしょう。その後、徐々に痛みは軽くなり、1週間以上経過して治療に慣れてくるとほとんど感じなくなる方が多いです。

ただし、装置の種類によって痛みの出方や続く期間に個人差が出てきます。ワイヤー矯正の場合は、装置の調整後にも数日間痛みが続くでしょう。マウスピース矯正では、マウスピースの交換後に痛みを感じる方が多いです。

強い痛みが続いたり、痛みに加えて強い腫れや出血があったりする場合は、トラブルが起きている可能性があるため、早めに歯科医師へ相談するようにしましょう。

矯正治療中に痛みがあるときの対処法

装置の交換をする歯科医師

痛みを感じるときの対処法を確認しましょう。

歯科医院で相談する

何をしても痛みが改善しない場合や、想定外の痛みが発生した場合は、放置せずに歯科医師に相談することが大切です。虫歯や歯周病などの治療が必要な場合もあり、そのままにしておくと症状が悪化するかもしれません。

痛みの種類や状況を的確に伝えることで、迅速で的確なアドバイスを受けられるでしょう。歯科医院で行われる主な対処法は、以下のとおりです。

  • 装置の微調整
  • 装置の交換
  • 一時的に治療を中断する
  • 痛み止め等で様子を見る
  • 治療計画の変更

鎮痛剤を使用する

強い痛みがある場合は、鎮痛剤を使用することで軽減できます。市販の鎮痛剤でも問題ありませんが、可能であれば歯科医院で処方された痛み止めを使用するとよいでしょう。

硬い食べ物を控える

矯正装置によって痛みが生じている間は、硬い食べ物を避けることが推奨されます。せんべいやナッツ類、お肉などは、歯に強い圧力がかかるため痛みを悪化させることがあります。やわらかく煮た野菜やスープなどを積極的に食べるようにしましょう。

お肉を食べる際は、無理に噛み切ろうとするのではなく小さく切っておくと、咀嚼の負担を軽減できます。

矯正用ワックスを使用する

装置の金属部分やワイヤーが、頬の内側や舌を傷つけることもあります。マウスピースの縁が粘膜に当たって痛む場合も同様ですが、装置が触れて痛むときは矯正用ワックスを使用すると良いでしょう。

装置をワックスで覆い、粘膜に直接触れるのを防ぎます。歯科医院で購入できるほか、通販などでも1,000円程度で入手できるので、検討してみてはいかがでしょうか。

ワックスを小さくちぎって装置につけて使用します。外れることがありますが、その場合は再利用せず新しいものをつけなおしましょう。基本的には人体に悪影響を及ぼさない素材でできているため、飲み込んでも問題ありません。

使い方に不安がある場合は、歯科医院で相談してみましょう。

冷やす

頬の外側から冷やすことで、痛みの軽減につながります。タオルで包んだ保冷剤や冷却シートを数分間当てると、炎症が抑えられ鈍い痛みや腫れが和らぐことがあります。

ただし、長時間の冷却は血行を妨げる恐れがあるため、10〜15分程度を目安に行いましょう。また、氷を口に入れて痛む部分に当てるなど、直接冷やすのも避けるようにしてください。

安静にする

矯正治療による痛みがあるときは、できるだけ安静にすることが大切です。違和感があるからと噛み締めてみたり、硬いものを噛んだりすると、さらに痛みが強くなるかもしれません。また、装置が破損する恐れもあるでしょう。

また、痛みが続くと精神的なストレスも溜まるため、治療中は普段よりも体調管理をしっかり行い、休息を取ることが痛みを和らげるために重要です。

痛みを予防するために心がけること

痛みを予防するために定期検診を欠かさない女性

痛みは矯正治療を進めるうえで避けられないこともあります。しかし、日常生活のなかでできる予防策を取り入れれば、そのリスクを大幅に減らすことが可能です。痛みが出にくくなるような生活習慣やケア方法を身につけることは、治療中のストレス軽減にもつながるでしょう。

ここからは、矯正中の痛みを予防するために心がけることをご紹介していきます。

規則正しい生活を心がける

体の免疫力は、生活リズムの影響を大きく受けます。夜更かしや不規則な食生活は体の免疫力を低下させ、痛みが強くなりやすい状態を作ってしまいます。

毎日決まった時間に起き、決まった時間に食事を取ることで、体のリズムが整い、自然治癒力が高まります。また、ストレスも痛みを強くするので、ストレスの解消も心がけましょう。運動を取り入れたり趣味の時間を確保したりすることで、ストレスを軽減できるとされています。

歯磨きを丁寧に行う

口腔内を清潔に保つことも重要です。食べかすが残っていると炎症を起こしやすくなり、歯が動く際の痛みが強くなることがあるためです。

特に、ブラケットやワイヤーの周辺は汚れがたまりやすいため、丁寧に磨くようにしましょう。食後すぐに歯磨きをする習慣を心がけると、トラブルの予防につながります。

定期検診を欠かさない

矯正治療中は、月に1回、あるいは数週間に1回の定期検診で装置の調整や清掃を行います。定期的に歯科医師の診察を受けることで、虫歯や歯周病といったトラブルを早期に発見できるでしょう。口腔トラブルを予防することは、痛みを予防する上で非常に重要です。

また、痛みが長引く場合や異常を感じた際には、早めに相談することが大切です。

まとめ

痛みを予防しながら矯正を進める笑顔の女性

矯正治療中の痛みは、多くの患者さまが経験する症状です。痛みが生じる原因には、歯を移動させる力や装置の物理的刺激といった要因が挙げられますが、精神的なストレスや不安も大きく関係しています。

治療によって得られる美しい歯並びを思い描きながら、痛みの原因や対処法を理解し、前向きに取り組んでいきましょう。

矯正治療を検討されている方は、千葉県野田市にある歯医者「R歯科・矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、インプラント治療やマウスピース矯正(インビザライン)、小児歯科、ホワイトニングなど、さまざまな治療に力を入れています。

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