歯の詰め物(インレー)にはどんな種類がある?選ぶときのポイントも

歯のコラム 2026年01月21日(水)

こんにちは。千葉県野田市にある歯医者「R歯科・矯正歯科クリニック」です。

歯の詰め物(銀歯)をつけている歯

虫歯治療や歯の欠けの補修などで使われる歯の詰め物(インレー)には、いくつかの種類があります。それぞれ見た目や耐久性、金属アレルギーのリスクなどが大きく異なり、ご自身に合わないものを選択すると、後々不具合が生じたり再治療が必要になったりする可能性もあるでしょう。

この記事では、歯の詰め物の代表的な種類とその特徴、選ぶときのポイントなどについて詳しく解説します。自分に合ったものを選ぶための参考にしてください。

歯の詰め物(インレー)とは

歯の詰め物(インレー)にはどんな種類があるのかを考えている女性

歯の詰め物(インレー)とは、虫歯治療などで削った部分を補修するために装着するもののことです。歯科技工士が患者さま一人ひとりの歯の型に合わせて作製し、歯科医師が装着します。通常は、虫歯部分を削ったあと、歯の型取りを行い完成した詰め物を装着して治療は完了となります。

詰め物(インレー)には、噛み合わせの改善や歯の保護など、さまざまな役割があります。ただ歯を補修するだけではなく、歯の機能を回復させるため、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。

詰め物と被せ物の違い

詰め物(インレー)は、歯の一部が欠けた場合に使用することが多いのに対して、被せ物(クラウン)は歯がほとんどない、もしくは根本的な修復が必要な場合に使用します。被せ物(クラウン)は歯全体を保護・強化する役割を担っているのです。

詰め物(インレー)の種類

詰め物をしている歯

詰め物(インレー)には複数の種類があり、使用される素材によって選択できるものが異なります。ここでは、保険診療と自費診療に分けて、代表的な詰め物の種類をご紹介します。

保険診療

保険診療で選択できる詰め物(インレー)には、銀歯とコンポジットレジンの2つがあります。健康保険が適用されるため費用を抑えやすいですが、その分自費診療のものと比べると審美性や耐久性に劣ることがあります。

銀歯

銀歯とは、金銀パラジウム合金を主成分とした金属製の詰め物です。銀歯は銀色をしているため、前歯などの目立つ場所に装着すると審美性が損なわれます。

しかし、耐久性には優れており、噛む力が強くかかる奥歯にも使用可能です。また、費用が安価である点も大きな魅力といえるでしょう。銀歯の費用の目安は、3割負担の場合で4,000円程度です。

コンポジットレジン

コンポジットレジンは歯科用のプラスチック素材で、虫歯部分を削った後に詰め物をして紫外線を当てて硬化させます。以前までは見た目が不自然になりやすいといわれていましたが、近年では、複数の色のレジンを組み合わせることにより、本来の歯の色に近づけることが可能です。

自費診療

自費診療では、より高品質で耐久性に優れた素材や、見た目の美しさにこだわった素材を選択できます。これらは精密な技術と高価な材料を用いるため、1本あたり数万円以上することもありますが、長期的な健康と審美性を重視する方にとっては非常に有効な選択肢となります。

オールセラミック

オールセラミックは、全体がセラミック素材でできているもので、天然歯に近い色調や質感を実現できるのがメリットです。経年劣化しにくく、長持ちしやすいのも大きな特徴です。金属を使用していないため、金属アレルギーの心配もありません。

ただし、強い衝撃を受けると割れる可能性があるため、特に歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は注意が必要です。

ジルコニア

ジルコニアは、人工ダイヤモンドとも呼ばれるほど強度が非常に高い素材です。そのため、噛むときに強い力がかかる奥歯に使用されることが多いです。

ただし、天然歯よりも硬いため、噛み合う相手の歯を傷つける可能性があります。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックとは、セラミックとレジン(プラスチック)を合わせた素材です。セラミックの高い審美性とレジンの柔軟性を両立した素材で、レジンだけのものよりも強度が高く、変色しにくいのが特徴です。

セラミックに比べると費用を抑えられますが、レジンが含まれているため耐久性がやや劣ります。また、長年使用すると光沢が失われ、表面がざらついた印象になることもあります。

ゴールド

ゴールドインレーは、金合金を主成分とする詰め物です。以前はレジンに比べて自然な仕上がりとは言い難い、金属的な色合いから、審美性に欠けると敬遠されることもありました。

適度な柔軟性により周囲の歯に負担をかけにくく、腐食・変色もしにくく耐久性が高いため、長く使用できるとされています。

自分に合った詰め物(インレー)の選び方

自分に合った歯の詰め物(インレー)を選んでいる

詰め物(インレー)にはさまざまな種類があるため、どれが自分に合っているか迷う方も多いでしょう。治療する部位によって求められる強度や審美性が異なるため、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。

例えば、前歯を治療する場合は目立ちにくいセラミックなどを選ぶと良いかもしれません。一方、奥歯には高い強度が求められます。奥歯では強い噛み合わせの力がかかるため、強度が高い銀歯やジルコニアを使用するのが一般的です。

また、費用も重要なポイントです。銀歯やコンポジットレジンであれば保険が適用されるため費用を抑えやすいですが、自費診療のセラミックなどは高額になりがちです。できるだけ費用を抑えたい方は、保険診療の詰め物を検討するとよいでしょう。

治療の流れ

女性患者の歯の詰め物(インレー)をする虫歯部分の確認をしている歯科医師

詰め物を使用する治療は、ただ詰め物をつけて終わりではありません。歯を削ったり治療後にメンテナンスを続けたりすることが必要です。

ここでは、詰め物を使用する治療の一般的な流れについて解説します。

初診・カウンセリング

まずはカウンセリングを行います。患者さまの歯の状態を確認するとともに、お悩みやご希望もお聞きします。必要に応じてレントゲン撮影などの精密検査を行い、他の歯や全身の健康状態なども考慮しながら治療計画を立てます。

治療の方向性が決まったら、使用する詰め物の種類や費用、治療期間などについて説明します。納得したうえで治療を受けることが重要です。

虫歯部分の確認・削除

虫歯治療の一環で詰め物を使用する場合、装着前に虫歯部分を削ります。虫歯を取り除いたら、歯をきれいに洗浄し、再発を予防します。

虫歯部分の削除が終わったら、歯の型取りを行います。型取りは、患者さま一人ひとりの歯にフィットする詰め物を作るために重要な工程です。詰め物ができあがるまでは仮歯を装着します。

詰め物(インレー)の装着

詰め物ができたら、歯科医師のもとで試着し、色合いや形、噛み合わせなどを確認します。問題がなければ、専用の接着剤を用いて詰め物を装着します。接着剤が安定するまで待機して、治療終了です。

定期的なメンテナンス

詰め物を長持ちさせるためには、治療完了後も定期的に検診やメンテナンスを受けることが大切です。詰め物の適合状態や周囲の歯をチェックし、問題があれば早期に対応します。また、フッ素塗布やクリーニングなどの予防処置も行い、虫歯を繰り返さない口腔環境を保ちましょう。

詰め物の種類によっては、経年劣化の兆候を見逃さないよう、特に注意深く観察する必要があります。

まとめ

歯の詰め物をつけている歯

歯の詰め物(インレー)は、虫歯などで削った部分を補う大切な役割を果たします。詰め物には保険診療のものと自費診療のものがあり、それぞれ特徴や費用が異なります。前歯と奥歯では求められる機能や審美性が異なるため、治療する部位の特徴を理解したうえで素材を選ぶことが大切です。

また、定期的なメンテナンスを行えば詰め物を長持ちさせることができ、何かトラブルが起きた際には速やかに対処することも必要です。歯の健康を長く保つためにも、正しい知識を持ち、適切なケアを続けていきましょう。

歯の詰め物を検討されている方は、千葉県野田市にある歯医者「R歯科・矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

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