歯列を整える矯正方法にはどんな種類がある？選び方も解説
こんにちは。千葉県野田市にある歯医者「R歯科・矯正歯科クリニック」です。
「歯列矯正ってどんな方法があるの？」「歯列矯正の方法はどうやって選べばいい？」と疑問を持っている方もいるでしょう。歯列矯正の方法には複数の種類があり、それぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。
この記事では、歯列矯正の方法の種類やそれぞれの特徴、歯列矯正の方法を選ぶポイントについて詳しく解説します。ご自身に合った方法で、快適に歯列矯正を進められるよう参考にしてください。
歯列を矯正する方法にはどんな種類がある？
歯列を整える矯正方法には、主にワイヤー矯正とマウスピース矯正の2種類があります。それぞれ特徴が異なり、患者さまの状態や目的に応じて選択されます。ここでは、代表的な矯正方法について詳しく説明します。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットを装着し、そこにワイヤーを通して力をかけて歯列を整える方法です。矯正治療の方法としては歴史が古く、もっともスタンダードな方法といえます。
装置を装着する位置によって特徴が異なるので、詳しく確認していきましょう。
表側矯正
表側矯正とは、ワイヤー矯正で最もポピュラーな方法で、ブラケットを歯の表面に接着し、そこにワイヤーを通して歯を動かしていく方法です。歯の動かし方や力のかかり方を調整しやすく、幅広い症例に対応可能ですが、ブラケットやワイヤーが目立つ点はデメリットです。
出っ張った金属部分で口内が傷つくこともあるでしょう。
裏側矯正
ブラケットを歯の裏側（舌側）に装着する方法です。見た目はほとんど気にならないというメリットがあります。裏側に装着するため装置が舌で触れやすく、違和感が出やすいことに注意が必要です。
ハーフリンガル矯正
上の歯は裏側、下の歯は表側に装置をつける方法です。審美性と費用のバランスを重視したい方に選ばれています。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、透明なプラスチック製の装置を使って歯を動かす方法です。目立ちにくく快適な矯正方法として注目されています。軽度から中等度の不正咬合に対応可能で、デジタル技術を駆使して治療計画を立てるケースが多いです。
1日20時間以上装着することで段階的に歯を移動させ、数か月かけて歯並びを整えていきます。装置を取り外せるため、食事や歯磨きがしやすいという特徴があります。
それぞれの矯正方法のメリット・デメリット
以下に、それぞれの矯正方法のメリット・デメリットをご紹介します。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットを装着し、そこにワイヤーを通して力を加え、歯を動かしていく方法です。歴史が古く、さまざまな症例に対応できる装置として知られています。
表側矯正、裏側矯正、ハーフリンガル矯正、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
表側矯正のメリット・デメリット
表側矯正には、多くのメリットがあります。歯列を整えるために最も一般的に用いられる方法で、幅広い症例に適応できる治療法です。歯の表側にブラケットを装着するため、矯正力を調整しやすいこともメリットでしょう。
ワイヤーを通して持続的に適切な力を加えられるため、効率的に歯を動かせるとされています。軽度の不正咬合であれば、3ヶ月程度と短期間で治療できるケースもあるでしょう。また、他のワイヤー矯正の方法と比べると費用が安い傾向があります。
デメリットとしては、治療中の見た目が挙げられます。口を開けた際などに金属のブラケットやワイヤーが目立ちやすく、治療中に人前で笑うことを躊躇する方もいます。
他のワイヤー矯正の方法でも同様ですが、装置が粘膜に触れて口内炎などの原因になることもあります。
裏側矯正のメリット・デメリット
裏側矯正とは、歯の裏側に装置を装着する矯正方法のことです。表側矯正とは違って、歯の裏側に装置を取り付けるため、治療中の見た目の違和感を軽減できます。舌側から歯を動かすこと、歯の裏側に装置を取り付けることから、表側矯正よりも難易度が高いとされています。
このため、症例によっては適応外と判断されたり、そもそも提供していない歯科医院があったりします。
審美性は高いですが、表側矯正よりも慣れるまでは違和感が大きいでしょう。舌が当たる部分に装置を取り付けるので、発音や滑舌に影響が出る方も少なくありません。
また、費用が高くなりやすい点もデメリットといえます。
ハーフリンガル矯正のメリット・デメリット
ハーフリンガル矯正は、表側矯正と裏側矯正を組み合わせた矯正方法です。上の歯は裏側矯正、下の歯は表側矯正を行います。
ハーフリンガル矯正のメリットは、完全な裏側矯正と比べて費用を抑えつつ審美性を保てる点です。ハーフリンガル矯正のデメリットは、裏側矯正とハーフリンガル矯正とどちらかを選択するよりも費用がかかる点、より高度な技術を要する点といえるでしょう。
マウスピース矯正
マウスピース矯正とは、透明なマウスピースを使用した方法です。複数のマウスピースを交換しながら、少しずつ歯を動かします。
ワイヤー矯正と比べて装置が目立ちにくい、強い力がかかりづらいため痛みが少ないといったメリットがあります。また、装置を取り外せるため、食事や歯磨きの際にストレスが少ないのもメリットといえるでしょう。
一方で、適応症例が限られる点や、歯科医師の指示通りに装置をつけておく必要がある点には注意が必要です。装着時間が短いと、歯が予定通りに動かない可能性があります。このため、自己管理が可能な方に選ばれています。
歯列矯正の方法の選び方
矯正方法を選ぶ際には、見た目を重視するかどうか、費用、自分のライフスタイルなどを総合的に考慮することが重要です。ご自身に合った方法で、理想の歯列を目指していきましょう。
ここでは、矯正力を選択する際に考慮すべきポイントを、具体的に解説していきます。
治療中の見た目を気にするかどうか
矯正中の見た目や会話時の発音にこだわりがある方には、透明なマウスピース型の装置を使用する方法が好まれる傾向があります。装置を装着していても周囲の方に気づかれにくいのが、透明なマウスピース式の矯正の魅力です。
一方、矯正治療中の見た目の変化を許容でき、短期間で効果を実感したい方は、ワイヤー矯正のほうが良いかもしれません。
費用とのバランスを考える
矯正治療は長期にわたるため、治療法によって総費用が大きく異なる可能性もあります。なかでも、マウスピース矯正や裏側矯正は高度な技術を要するため、費用が高くなるかもしれません。一般的に、審美性を重視する治療方法になればなるほど、費用が高くなる傾向があります。
しかし、審美面や快適さを重視する場合は、コストをかける価値もあるでしょう。ご自身が治療中に求めることや、予算も考慮しながら、治療法を検討する必要があります。
ライフスタイルや性格を考慮する
治療方法を選ぶ際には、自分のライフスタイルや性格も考慮することが大切です。例えば、マウスピース矯正は食事の際に取り外しが可能で目立ちにくいため、接客業や人前に出る機会が多い人に選ばれています。
一方で、マウスピースの装着時間や交換時期を守らなければ、十分な効果が出ない可能性があります。治療期間が予定よりも長引き、追加で費用が発生することもあるでしょう。
このため、自己管理が可能かどうかなども含めて、ご自身に合う治療法を見つけることが重要です。
まとめ
歯列矯正には、ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、さまざまな方法があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、患者さまのライフスタイルや希望に合ったものを選ぶことが大切です。
治療中の見た目や会話時の発音、費用とのバランス、自己管理のしやすさなど、考慮すべきポイントも多岐にわたります。まずは、歯科医師に相談してみてはいかがでしょうか。
歯列矯正を検討されている方は、千葉県野田市にある歯医者「R歯科・矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、インプラント治療やマウスピース矯正（インビザライン）、小児歯科、ホワイトニングなど、さまざまな治療に力を入れています。
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