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Blog Blog インプラント治療中に歯がない期間はある?対応法と注意点を解説!

こんにちは。千葉県野田市にある歯医者「R歯科・矯正歯科クリニック」です。

  • インプラント治療中に歯がない期間はある?対応法と注意点を解説!

インプラント治療に興味があるけれど、「歯のない期間がある」と聞いて、ためらってしまう人もいるのではないでしょうか。インプラント治療をしていること自体、周囲に知られたくないと考えている方も多いようです。歯がない期間があると、常に口もとを見られないように意識した生活をしなければならず、ストレスにもなりかねません。

そこで本記事では、インプラント治療で歯のない期間について、対処法と注意点をふまえて詳しく解説していきたいと思います。

 

インプラント治療中かかる期間

 

一般的にインプラント治療中にかかる期間は、下顎で約6か月、上顎で約1年とされています。これは、あくまで目安であり、口腔内トラブルの有無などによって個人差が大きいです。

インプラント治療前に、虫歯・歯周病の治療、禁煙指導・歯磨き指導などがあると期間はさらに延びてしまいます。

 

インプラント治療中に歯がない期間はある?

 

結論からいうと、インプラント治療中に「歯がない期間」が存在します。

通常、インプラント治療において、人工の歯根を顎の骨に埋め込んでからしっかりと馴染むまでの間、2か月〜6か月の間は歯のない期間とされています。この期間には個人差があるため、長くて半年ほどかかると認識しておくとよいでしょう。

それでは「歯がないまま過ごすの?」と感じる方もいるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。

歯がない期間には、「仮歯」と呼ばれる応急処置があります。これは、抜歯した即日に対応出来る症例もあり、抜歯したことを周囲に気づかれにくい処置です。

 

インプラント治療中のプロセス

  • インプラント治療中に歯がない期間はある?対応法と注意点を解説!

インプラント治療はどんなプロセスを踏んでいくのかご存知でしょうか。標準術式とされている、インプラント手術2回法のプロセスを見ていきましょう。

カウンセリング

まずはしっかりカウンセリングを行います。治療を考えた動機やインプラントを行う上での希望、気になる費用のことも相談しておきましょう。

3Dシュミレーション・治療計画立案

歯科用CTで画像診断を行い、インプラントの埋め込む角度や顎骨の状態をシュミレーションします。具体的な治療計画を立てる段階です。

1回目の手術

歯茎にインプラント歯根を埋める手術です。骨接合と呼ばれる、顎骨を増やす手術を同日に行う可能性があります。

2回目の手術

インプラント歯根に土台をつける手術を行います。

※術式によっては1回目と2回目のを同時に行うことができます。

仮歯の装着期間

この記事の焦点である仮歯の装着です。

仮歯装着してから、インプラントがしっかりと顎骨・歯肉に密着するまでの期間仮歯を装着したまま過ごします。

型取り

最終的な被せ物のを作るために型を取ります。型取りからおよそ2週間以内には被せ物が完成します。

被せ物装着

仮歯を外して、被せ物を装着します。噛み合わせや高さなどの細かい調整作業を行います。

定期検診・メンテナンス

これ以降は治療した歯科医院の指示に従って定期的な通院をしていきます。

 

インプラント治療中に歯がない期間の対応法

 

インプラント治療中における歯がない期間の対応として「仮歯」を装着することは先述しました。では、具体的にどのような方法を取るのかについて、仮歯の種類などと合わせて紹介していきます。

かぶせる仮歯

骨の状態によって選択できない方法ですが、仮の土台組みをしてその上にプラスチックの仮歯を装着します。

選択される仮歯としては最もメジャーであり、抜歯した日にすぐに仮歯をこ装着できるのでか「歯のない期間が1日でもあっては困る」という方も安心です。

隣の歯に接着する仮歯

作成した仮歯を接着剤で隣の歯に接着する方法があります。

この方法では、骨の状態に左右されず施工でき、目立たないという利点があります。接着している材料は弱いものなので脱落しやすいという欠点もあるので注意が必要です。

一時的な入れ歯

歯がなくなった部分にのみ、一時的な入れ歯を入れる方法です。

よくある部分入れ歯・総入れ歯はしっかり入れ歯のための処置が行われますが、仮歯として使用するため、通常の入れ歯より使用感は劣ります。また、装着するのに金属ワイヤーを使用するため、前歯だと目立ってしまう可能性があります。

 

仮歯期間中の注意点

  • インプラント治療中に歯がない期間はある?対応法と注意点を解説!

仮歯期間中は、トラブルを予防するためにさまざまなことに注意しなければなりません。「仮歯」という名前でありながら耐久性には優れており、下記のことに注意すればインプラント完成まで、トラブル発生なく過ごすことができます。

仮歯への刺激を避ける

仮歯は丈夫に作られていますが「仮に入れておくもの」だということを忘れないようにしてください。強い刺激や力が加わることは止めましょう。

具体的には、キャラメルやガムなどの粘着性のある食べ物を控える、硬いたべものを控えることなどです。噛む力が必要で、顎に負担のかかる食材を摂取した際に、仮歯が破損する、脱落することがあります。誤飲してしまったり、再装着の必要があったり、心身ともに大きな負担となるため気をつけましょう。

また、仮歯装着から数日間は、ゼリー、プリン、茶碗蒸しなどの軟飯を食べてみましょう。それ以降は、先述したことに気をつけながら、通常通りの食事に戻しても構いません。

適切な歯磨きを行う

「仮歯は虫歯にならない」と決め込んで口腔ケアを怠ってはいけません。確かに、人口素材の仮歯は虫歯になることはありません。

しかし、仮歯周囲の歯肉などは口内炎や歯肉炎、歯周病を発症します。場合によっては、インプラント歯根を残せないほどの感染に発展してしまうこともあります。

仮歯装着中は、柔らかめの歯ブラシや小さいヘッドの歯ブラシを使用して優しく丁寧にブラッシングしましょう。

仮歯が破損したらすぐに歯科医院に連絡する

仮歯が破損したり、脱落したものを放置してしまうと、噛み合わせが大きく変わってしまいます。

そのまま放置すると、インプラントの被せ物が完成しときに密着しない、人工歯根が歪んでそもそも存続できないなど大きなトラブルが発生してしまう可能性があります。結果として治療期間が延びるだけでなく、中断することもあるので、速やかに歯科医院に連絡して受診しましょう。

仮歯の状態で治療をやめない

仮歯はプラスチック素材で、通常の生活をしていれば不便に思うことはあまりないかもしれません。

しかし、あくまで短期間装着することを目的に作られた歯であり、適応期間が過ぎるとどんどん劣化していきます。そして、においや汚れを吸着しやすく口臭や歯周病の原因になることもあります。

インプラント治療長期間で大変な歯科治療ではありますが、治療終了までしっかり通いましょう。

仮歯がすぐに付けられないこともある

インプラントの埋め込みをして当日に仮歯をつくることも可能です。特に、審美的な影響の多い前歯などは、できるだけ早く仮歯をつける選択をする方が多いようです。

しかし、インプラント埋入直後は、人工歯根と顎骨、歯肉を密着させる大切な時期です。その時期に、仮歯を作って咬合力をかけることを非推奨とする歯科医院もあるようです。

歯がない期間を極力短くしたいという方は、治療開始前のカウンセリングでしっかり相談・意思表示しておきましょう。

 

まとめ

  • インプラント治療中に歯がない期間はある?対応法と注意点を解説!

マスク生活が根付いた昨今「歯がないこと」を誰かに気づかれるのではないか、と口元を気にしながら生活するのは、心身ともにストレスがかかります。

インプラント治療中は、歯がない期間は確かにあります。

しかし、極端に審美性が損なわれる期間は長くはありません。歯がない期間の審美的な理由で治療を諦めていた方や、前歯の治療を考えている方は、この記事が安心材料になったのではないでしょうか。

記事の中で、さまざまなは仮歯を紹介しました。仮歯の選択は、歯肉の状態・歯列の状態で行います。歯科医師としっかり相談して、最適な仮歯を装着してもらいましょう。

インプラントを検討されている方は、千葉県野田市にある歯医者「R歯科・矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。