Blogブログ 詳細ページ

  • HOME
  • ブログ
  • ブログ
  • 歯ぎしり・食いしばりがインビザライン矯正に及ぼす影響と対策!

Blog Blog 歯ぎしり・食いしばりがインビザライン矯正に及ぼす影響と対策!

こんにちは。千葉県野田市にある歯医者「R歯科・矯正歯科クリニック」です。

  • 歯ぎしり・食いしばりがインビザライン矯正に及ぼす影響と対策!

歯ぎしり・食いしばりがある場合、インビザラインで治療は可能なのでしょうか。ふだんから歯ぎしりや食いしばりをしている方は、インビザライン矯正に影響を及ぼすのか気になるでしょう。

今回は、歯ぎしり・食いしばりがインビザライン矯正に及ぼす影響や対策について解説します。歯ぎしり・食いしばりがあり、インビザライン矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

歯ぎしり・食いしばりの原因

 

歯ぎしり・食いしばりは、睡眠中や癖など無意識に行うケースが多いでしょう。睡眠中は、眠りが浅いときに歯ぎしり・食いしばりが発生しやすいです。

歯ぎしり・食いしばりをする原因は大きく、ストレスと噛み合わせの異常にわけられます。

疲れや環境の変化などでストレスが溜まっていると、日中のストレスを解消するために睡眠時に歯ぎしり行う傾向があるといわれています。ストレスと聞くと、精神的ストレスをイメージされる方が多いのではないでしょうか。

しかし、過度な運動による肉体的な疲労もストレスに含まれます。歯ぎしり・食いしばりは精神的・肉体的ストレスを解消するために行うので、ある程度は必要な行為といえるでしょう。

また、歯並びが悪い場合や、合っていない詰め物や被せ物が入っている場合、上下の噛み合わせのバランスを保つために歯ぎしりや食いしばりを行うことがあります。

飲酒や喫煙・内服薬などの影響で睡眠が浅くなると、歯ぎしり・食いしばりが起こりやすいため注意が必要です。歯ぎしりや食いしばりは癖になっているケースが多いため、トラブルが起こる前に対処することが大切です。

 

歯ぎしり・食いしばりがインビザライン矯正に及ぼす影響

 

  • 歯ぎしり・食いしばりがインビザライン矯正に及ぼす影響と対策!

歯ぎしりや食いしばりがある方は、インビザライン矯正に悪影響を及ぼす可能性があります。歯ぎしり・食いしばりがインビザライン矯正に及ぼす影響は、以下のとおりです。

マウスピースが破損・変形する

歯ぎしりや食いしばりがある方は、強い力が歯や周辺組織にかかり続けます。マウスピースにも過剰な力がかかるため、強く当たった部分が変形・破損するリスクが高いでしょう。

就寝時の歯ぎしり・食いしばりは無意識に行われているため、食事の際などより強い力がかかる傾向にあります。

歯の移動が妨げられる

歯ぎしり・食いしばりがあると、マウスピースを安定して装着することが困難になります。マウスピースの装着が適切に行われていないと、治療計画どおり歯が動かない可能性が高いです。

歯がしっかりと移動しなければ、矯正治療の進行が遅れ治療期間が延びるでしょう。

十分な治療効果を得られない

歯ぎしり・食いしばりがあるとマウスピースに過度な力がかかるため、マウスピースが変形するリスクがあります。変形したマウスピースを使用すると、適切な方向に歯が移動できません。

インビザラインの治療結果に悪影響を及ぼし、理想とする歯並びにならない可能性があるでしょう。

顎の痛みや顎関節症につながる

歯ぎしり・食いしばりは、顎関節にも強い負荷をかけます。顎に過度な負担がかかると、痛みの発生や顎関節症につながります。

顎に痛みや違和感があると、マウスピースの装着にも影響を及ぼすため注意が必要です。

 

インビザライン矯正中の歯ぎしり・食いしばり対策

 

  • 歯ぎしり・食いしばりがインビザライン矯正に及ぼす影響と対策!

インビザライン矯正中に歯ぎしり・食いしばりをしていると、矯正治療にさまざまな影響を及ぼすため改善する必要があります。インビザライン矯正中の歯ぎしり・食いしばり対策をご紹介します。

歯ぎしり・食いしばりをしないように意識する

歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、意識して改善するように努めましょう。重い荷物を持つときやスポーツをしているときは、歯ぎしりや食いしばりをしやすい傾向にあります。

集中しているときに無意識に歯ぎしり・食いしばりをする場合もあるので、日頃から意識して気づいたタイミングで力を抜きましょう。日中の歯ぎしりや食いしばりを意識的に改善すると、就寝時の歯ぎしりや食いしばりも解消されることがあります。

ストレスを溜めない

歯ぎしり・食いしばりには、ストレスが深く関わっています。肉体的な疲れや、生活環境の変化・人間関係の悩みなどのストレスが多いと、歯ぎしり・食いしばりをするリスクが高くなるでしょう。

歯ぎしり・食いしばりを軽減するためには、ストレスを溜めない生活を心がけることも大切です。ストレスを少しでも解消できれば、歯ぎしりや食いしばりが改善されるかもしれません。

口周りの筋肉をマッサージする

口周りの筋肉が緊張した状態が続くと、睡眠時の歯ぎしり・食いしばりが起こる可能性が高くなります。就寝前に頬や口周りの筋肉をマッサージして、筋肉の緊張をほぐすとリラックスした状態で眠れるでしょう。

筋肉の緊張がほぐれていると、睡眠時のストレスが少なくなるため歯ぎしり・食いしばりが起こりにくくなります。マッサージする際は、力を入れすぎないように優しく行ってください。

睡眠の質を高める

就寝時に起こる歯ぎしり・食いしばりは、眠りの浅いタイミングで発生します。睡眠の質を高めて深い眠りにつけるように努めることも、歯ぎしり・食いしばり対策として有効です。

飲酒や喫煙を控え、睡眠の質を高めましょう。就寝前にスマホを見るなどの行為も睡眠の質に影響を及ぼすため、控えるように心がけてください。

ボトックス注射を打つ

歯科で行うボトックス治療では、ボツリヌス菌を咬筋に注射します。ボトックス注射を行った部分の筋肉は力が入りにくくなるので、緊張を抑えることが可能です。

ボトックス注射を行えば過度な力をかけることができなくなるので、歯ぎしりを回避できるでしょう。ボトックス注射の効果は3〜4か月ほどなので定期的に施術しなければなりません。

 

歯ぎしり・食いしばりでマウスピースが割れたときの対処法

 

インビザラインで使われるマウスピースは0.5mmほどの厚みしかありません。歯ぎしり・食いしばりによって変形・破損するケースは多いです。

万が一、マウスピースが変形・破損した場合は、速やかに歯科医院を受診しましょう。変形・破損したマウスピースを使い続けると、インビザライン矯正が計画どおりに進まなくなるリスクがあります。

また、破損したマウスピースで口内を傷つける可能性や、擦れて痛みが出る可能性もあります。変形・破損したマウスピースは装着しないようにしましょう。

軽い変形やひび割れであれば修理して使用することも可能ですが、ご自身で判断するのではなく歯科医師に確認してもらってください。

ただし、一度変形・破損したマウスピースは強度が低下するため、再び変形・破損するリスクが高くなります。修理が困難な場合は、マウスピースを再作製する必要があるでしょう。

マウスピースを注文して到着するまでの期間は、1枚前のマウスピースを装着するのが一般的です。歯の移動が進まなくなるので、矯正期間が延びることは覚えておきましょう。

 

まとめ

 

  • 歯ぎしり・食いしばりがインビザライン矯正に及ぼす影響と対策!

歯ぎしり・食いしばりがある方がインビザライン矯正をする場合は、マウスピースの変形や破損がないか注意しながら治療を進める必要があります。マウスピースの変形・破損は、治療計画どおり歯を動かす妨げになるでしょう。

インビザラインで噛み合わせが改善されると、歯ぎしり・食いしばりの頻度が減少するケースもありますが、インビザライン矯正中はしっかりと対策する必要があるでしょう。

口周りの筋肉をマッサージする、ストレスのない生活を心がける、睡眠の質を上げるなど、少しの意識で歯ぎしり・食いしばりが改善される場合もあります。積極的に対策することが大切です。

歯ぎしり・食いしばりはインビザライン矯正に影響を及ぼすだけでなく、顎関節症などの疾患につながることもあります。歯ぎしり・食いしばりがある方は、歯科医師と相談して改善しましょう。

インビザライン矯正を検討されている方は、千葉県野田市にある歯医者「R歯科・矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください