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Blog Blog 矯正中にワイヤー・ブラケットが外れる6つの原因と対処法を解説!

こんにちは。千葉県野田市にある歯医者「R歯科・矯正歯科クリニック」です。

  • 矯正中にワイヤー・ブラケットが外れる6つの原因と対処法を解説!

矯正治療中にワイヤーやブラケットが外れたら、どのように対処すればよいのでしょうか。ワイヤーやブラケットが外れるのは珍しくないトラブルですが、患者さまにとって予期せぬ出来事でしょう。

ワイヤーやブラケットが外れると、矯正治療の進行に影響を与えます。不快感や痛みを伴うこともあるでしょう。

今回は、矯正治療中にワイヤーやブラケットが外れる原因と、外れた場合の適切な対処法について詳しく解説します。

 

 

矯正中にワイヤー・ブラケットが外れる6つの原因

 

  • 矯正中にワイヤー・ブラケットが外れる6つの原因と対処法を解説!

矯正中にワイヤーやブラケットが外れる原因を確認しましょう。

口腔ケアが不適切である

歯列矯正中は丁寧に歯磨きすることが重要です。汚れを落としたいからと強く磨いた場合や、歯ブラシの角度が間違っている場合、ワイヤーやブラケットが外れる原因になります。

適切に口腔ケアを行えていないと、歯の表面に歯垢や歯石が付着するでしょう。虫歯になると歯が溶かされるので、歯の形状が変わってワイヤーやブラケットが外れることもあります。

歯磨きの際には優しく歯ブラシを動かし、正しい角度で磨きましょう。具体的には、歯ブラシの先を45度の角度で歯と歯茎の間に当て、優しく回転させるように磨きます。

ワイヤーやブラケットに負荷をかけない「ふつう」「やわらかめ」の歯ブラシを選択してください。

ワイヤー周辺の歯磨きには、歯間ブラシやフロスを使用するとよいでしょう。歯列矯正専用の歯磨き道具を使用することも有効です。

歯磨きやフロスを過度に行わないよう、歯科検診やクリーニングを受けることや、正しい口腔ケアの方法を教わることが大切です。

硬いものを食べた

歯列矯正中、食べるときの咀嚼でワイヤーやブラケットに必要以上に力がかかり、外れる場合があります。

例えば、アーモンドなどのナッツ類、お煎餅のような硬いもの、キャラメルやチューイングガムのような粘着性が高いものは、控えたほうがよいでしょう。ワイヤー矯正中は、柔らかい食材を選んでください。

矯正治療は1〜3年程度と長期に及ぶので、硬いものを完全に避けることは難しいかもしれません。硬いものを食べるときは小さく切るなど、工夫しましょう。

口元に衝撃を受けた

外的要因によって、ワイヤーやブラケットが外れることがあります。例えば、スポーツ中の衝撃や転倒などが原因で外れる可能性があるでしょう。

口元に衝撃を受けて外れることを防ぐためには、スポーツなどの際に口内を保護するマウスガードやヘルメットなどの保護具を使用することが重要です。歯列矯正装置が外れるだけではなく、歯自体の損傷のリスクもあるので適切に使用しましょう。

装置を天然歯以外につけている

ブラケットをつける際に使用する接着剤は、銀歯やセラミックなど、天然歯以外に接着するとうまくつかないことがあります。天然歯につけることを前提に作られているため、天然歯とは異なる素材にはつきにくいのです。

何度も外れる場合は、歯科医師に相談しましょう。接着剤の種類を変える、装着する歯や位置を再検討するなど、対応してもらえます。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある

「寝ている間に歯ぎしりをしている」とご家族に指摘された経験がある方もいるのではないでしょうか。睡眠中の歯ぎしりや日常生活での食いしばりなどが原因で、歯が欠ける場合や、歯の表面がすり減る場合があります。

歯が欠ける、すり減ることでブラケットとの接着面積が減り、ブラケットが外れる原因となるのです。

舌や指で装置を触る

口腔内は非常に繊細です。そのため、矯正を始めたばかりの頃は矯正装置に違和感を覚え、無意識に舌や指で触るかもしれません。必要以上にブラケットに刺激を与えると、接着力が弱まって外れる原因になります。

 

ワイヤー・ブラケットが外れたまま放置してはいけない?

 

  • 矯正中にワイヤー・ブラケットが外れる6つの原因と対処法を解説!

ワイヤーやブラケットが外れたとき「追加で歯科医院を受診するのは面倒だ」と放置する方もいます。歯列矯正の目的は歯を正しい位置に移動させることですが、外れたワイヤーやブラケットがあると、治療目的を達成することが難しくなるでしょう。

外れたワイヤーやブラケットが放置されると、以下の問題が発生する可能性もあるのです。早急に歯科医院に受診する必要があるでしょう。

歯の移動が進まない

ワイヤーやブラケットが外れたまま放置すると、矯正治療の目的である歯の移動が適切に進まなくなる可能性があります。矯正治療では、ワイヤーとブラケットが正しい位置にあり、適切な方向に力が加わることで歯が計画どおりに動きます。

ワイヤーやブラケットが外れると、歯にかかる力の向きや強さが変わり、治療効果が損なわれる可能性があるでしょう。ワイヤーやブラケットが外れた状態が長く続くと、治療計画が遅れることがあります。

ほかの歯に影響を及ぼす

ワイヤーやブラケットが外れたまま放置すると、ほかの歯にも悪影響を及ぼすことがあります。外れたワイヤーやブラケットは不適切な位置に存在するため、隣接する歯に異常な圧力をかける可能性があるのです。

口腔内を傷つける

矯正治療中にワイヤーやブラケットが外れると、口腔内を傷つけるリスクが高まります。外れたワイヤーやブラケットの端は鋭利になっていることが多く、頬の内側や舌、歯茎などに接触して傷つけることがあるでしょう。

口内炎ができる可能性や出血する可能性もあります。また、傷がつくと食事や会話の際に不快感を覚え、日常生活に影響を与えることもあるでしょう。

 

矯正中にワイヤー・ブラケットが外れた場合の対処法

 

ワイヤーやブラケットが外れた場合は、矯正治療を受けている歯科医院に連絡してください。外れたワイヤーやブラケットをご自身で修理・調整するのは危険です。まずは歯科医師に連絡して、指示を仰ぎましょう。

矯正治療は非常にデリケートな治療です。ご自身でワイヤーやブラケットを直そうとすると、ワイヤーやブラケットを破損させてしまう可能性があるでしょう。

矯正中の歯列がさらに悪化する場合や、口腔内を傷つけて問題を悪化させる場合もあります。歯科医師は、ワイヤーやブラケットを修理・調整するための専門知識と技術を持っています。ご自身では修理・調整しようとせず、歯科医師の指示を仰いでください。

また、歯科医院を受診するまでの間の過ごし方も非常に重要です。特にブラケットやワイヤーの損傷を広げないように、食事には十分に注意しましょう。硬いものや粘着性の高いものを避けてください。

挟まりやすい繊維質の野菜や、肉類も可能であれば控えましょう。外れた部分に圧力を加えないように気をつけながら、口腔内を清潔に保つことも忘れないでください。

 

まとめ

 

  • 矯正中にワイヤー・ブラケットが外れる6つの原因と対処法を解説!

今回は、ワイヤー矯正中にワイヤーやブラケットや外れる原因と、対処法について解説しました。

矯正中に硬いものや粘着性のあるものを食べた場合や、口元に強い衝撃を受けた場合、歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合、ワイヤーやブラケットが外れることがあるでしょう。口腔ケアが適切に行われていない場合も、外れる可能性があります。

矯正治療中にワイヤーやブラケットが外れるというトラブルは、注意することで予防できる場合が多いです。重要なのは、定期的に歯科医師に口腔内や装置の状態を確認してもらうことです。指示されたケア方法を守ることも大切でしょう。

ワイヤーやブラケットが外れた場合は、速やかに歯科医師に連絡して指示に従ってください。自己判断で修理・調整することは避けましょう。

日々の口腔ケアを怠らず、硬い食べ物や粘着性のある食べ物を避けることも大切です。矯正治療をスムーズに進め、健康な歯を維持できるよう努めましょう。

ワイヤー矯正を検討されている方は、千葉県野田市にある歯医者「R歯科・矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。