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Blog Blog ワイヤー矯正で痛みを感じるタイミングとは?痛いときの対処法も解説

こんにちは。千葉県野田市にある歯医者「R歯科・矯正歯科クリニック」です。

  • ワイヤー矯正で痛みを感じるタイミングとは?痛いときの対処法も解説

ワイヤー矯正は痛いというイメージが強く、矯正に踏み切るのを躊躇している方もいらっしゃいます。実際に「ワイヤー調整後、どのくらいの期間痛いの?」「いつが最も痛いんだろう」と、考える方も少なくありません。不安を改善するためには、ワイヤー矯正の歯を動かすメカニズムや痛みを感じる理由、対処法を知っておくことが大切です。

そこで、本記事では、ワイヤー矯正で歯を動かす仕組みや痛みと対処法について解説します。現在ワイヤー矯正をしている方やこれから矯正をしようかと考えていらっしゃる方は、ぜひ最後までお読みください。

 

ワイヤー矯正でどのように歯を動かす?

 

ワイヤー矯正とは、歯に装着したマルチブラケットにワイヤーを通し、理想の歯並びへと歯を誘導して矯正する方法です。

歯が移動する際に、動く方向にある歯槽骨が吸収され、反対側は再生さます。一定の力によって歯槽骨の吸収と再生を繰り返しながら、歯が動く仕組みです。ほとんどの症状に適応でき、矯正後の後戻りも少ないというメリットがあります。

ワイヤー矯正によって1か月で歯を動かせる距離は、0.3〜1mmほどです。

ワイヤー矯正で痛みを感じるのはなぜ?

ワイヤー矯正で痛みを感じる理由は、下記のとおりです。

・歯が動いているから

・矯正装置が粘膜に当たって傷付いた

・食事中に噛む力が加わった

歯を動かすためには、ある程度の力を加える必要があります。骨を吸収しながら0.3〜1mmほどの距離を動くため、痛みを感じるのも当然です。それに加え、特定の歯を目的の位置や角度に動かすために、ゴムを使用して集中的に力を加えることも少なくありません。

一点に集中して力がかかるため、痛みを感じやすくなるでしょう。また、食事中に物を噛むことで、さらに力が加わり痛みを感じたり、矯正装置が粘膜に当たって傷ついたりして痛みを感じる場合もあります。

しかし、痛みが少ないといわれているマウスピースでさえ、ある程度の痛みを伴います。矯正治療をするうえで、全く痛みを感じないほうが難しいでしょう。

ワイヤー矯正で痛みを感じる人は多い?痛みによる影響とは?

ワイヤー矯正で痛むことはありますが「痛すぎて我慢できない」と感じる人ばかりではありません。

矯正を始めた結果、痛みより「食事がしにくい」「歯磨きがしにくい」「発音がしにくい」などで、困ったと感じる方もいらっしゃいます。痛みを感じるものの「ワイヤー矯正は痛みがあると聞いていたので覚悟ができていた」「我慢できる範囲」と、許容範囲であることも多いのです。

しかしながら、痛みがひどくて悩む方がいらっしゃることも事実です。ワイヤー矯正による痛みには、個人差があるといえるでしょう。

 

ワイヤー矯正で痛みを感じるタイミング

  • ワイヤー矯正で痛みを感じるタイミングとは?痛いときの対処法も解説

最も痛みを感じやすいのは、矯正器具を装着してすぐや、ワイヤーを調整したばかりのタイミングです。

特に、ワイヤーの調整をした初日から2〜3日の間は、痛みのピークを迎えます。この時期は「何を噛んでも痛い」「ろくな食事ができない」「何もしていないのにとにかく痛い」など、強い痛みや圧迫感があります。

特に強い痛みを感じるときには、食事のメニューを柔らかいものするとよいでしょう。

 

ワイヤー矯正の痛みはどれくらい続く?

 

上記でも触れたとおり、ワイヤー矯正で強い痛みを感じやすいのは、調整した初日から2〜3日です。

ほとんどの場合、ピークを過ぎると徐々に落ち着いてきます。「4日目から昨日までの痛みが嘘のように楽になった」と、1日で痛みの度合いが激変することも珍しくありません。1週間もすると、ほとんど痛みを感じなくなるでしょう。

食事中に物を噛んでも痛くなくなるので、様子を見ながら、日常生活の食事メニューに戻せます。

 

ワイヤー矯正の痛みに対する対処法

 

  • ワイヤー矯正で痛みを感じるタイミングとは?痛いときの対処法も解説

ワイヤー矯正をするうえで、ある程度の痛みは仕方ないとはいえ、あまりにも痛いと、日常生活に支障をきたします。痛みには個人差があります。実際に「痛みでイライラする」「学校を休む」「何も食べられない」などの問題を抱えている方も、いらっしゃるでしょう。

ワイヤー矯正で強い痛みを感じる場合は、次の方法で対処なさってください。

矯正歯科に来院し指示を仰ぐ

矯正歯科に行き、歯科医師の指示を仰ぎましょう。場合によっては、ワイヤーの強さや器具を再調整してもらえます。

「1週間以上経っても痛みが全く治らない」「ゴムやほかの装置が入って、いつもと様子が違う」「器具が当たって傷になっている」などの症状がある場合は、歯科医師に対処してもらうとよいでしょう。

例えば、通常のワイヤー調整に加え、新しい治療処置を施した際は「今回はいつもより痛みが出る可能性があります」などの説明があることも珍しくありません。指示があるときは注意点を確認し、歯科医師に従いましょう。

固い食べ物を避ける

「肉の塊」「りんご」「せんべい」「ごぼう」など、よく噛んで食べる必要のある固い食べ物は避けましょう。歯が動いている途中は力が加わることで痛みを感じますが、噛む力が加わることでさらに痛みを感じやすくなるからです。

上記の項目でも紹介したとおり、特にワイヤー調整してすぐの時期は痛みのピークを迎えますので、刺激を与えないことが重要です。柔らかく、噛む必要のないメニューを選びましょう。

鎮痛剤の使用を検討する

痛みのピークを迎える時期は、鎮痛剤を飲んで対処することも効果的な方法です。

主治医によっては「痛みがある場合は、鎮痛剤を服用してください」と、指示することも珍しくありません。相談すると、歯科医院から鎮痛剤を処方してくれることもあるでしょう。

痛みがひどくて、感情的に不安定になったり、仕事や勉強に集中できなかったりと、通常の日常生活が送れないと大きなストレスになります。我慢しすぎずに、鎮痛剤に頼ることも検討するとよいでしょう。

マウスピース矯正の検討

「ワイヤー矯正で痛みが出るのが怖い」「矯正で痛いのは絶対に嫌」など、ワイヤー矯正の痛みが心配な場合は、マウスピース矯正を検討することもできるでしょう。

ワイヤー矯正に比べて、マウスピース矯正のほうが痛みを感じにくく、粘膜を傷つけるリスクも低い特徴があります。ワイヤー矯正では、0.3〜1mmほどの距離を移動するのに対し、マウスピース矯正では、1枚のマウスピースに対して0.25mmと、移動距離が短いからです。一度の調整での移動距離が短くじっくりと歯を動かすため、痛みを感じにくいのです。

とはいえ、口腔内の状況によっては、マウスピース矯正が難しい症例やできない症例もあります。歯科医師に「痛みが心配だ」と悩みを相談し、ご自身に合った矯正治療を決めましょう。

 

まとめ

  • ワイヤー矯正で痛みを感じるタイミングとは?痛いときの対処法も解説

矯正治療は、多少の痛みがあるのは一般的です。特に、ワイヤー矯正は、マウスピース矯正に比べると痛みを感じやすくいでしょう。一般的に、調整したばかりの初日から2、3日にかけて痛みのピークに達します。

しかし、痛みのピークを超えると自然と痛みが治まり、楽になるケースがほとんどです。痛みがひどいときには、鎮痛剤を服用したり、固い物を避けたりして様子を見るとよいでしょう。一方で、1週間経過しても痛みが治らない場合や異常な痛みを感じるときには、歯科医院に行き調整してもらうことで対処できます。

ワイヤー矯正による痛みが心配なのであれば、マウスピース矯正も検討なさってください。どちらにしても、不安な点があれば、歯科医師に相談し、納得しながら治療を進めていくことが大切です。

インビザラインやワイヤー矯正を検討されている方は、千葉県野田市にある歯医者「R歯科・矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。